マーケティング用語を解説します|「け」から始まる用語編

マーケティング用語の多くはカタカナ用語であり、種類が多く、類似している用語も多いです。新しい用語も頻繁に登場するため、意味がよくわからないまま使っている用語も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、マーケティングや営業の現場で耳にすることが多い基本的なマーケティング用語を中心に、その意味を解説していきます。

「け」から始まるマーケティング用語

今回は、マーケティングに関する基本的な用語を中心に、「け」から始まるマーケティング用語についてまとめました。ぜひ、参考にしてみてください。

KGI(ケージーアイ)

KGI(ケージーアイ)は、Key Goal Indicatorの略で、主要な目標を達成するための重要な指標のことを意味します。

KPI(ケーピーアイ)と同義語として使われることがありますが、KPIが業務の品質や生産性、経済性、効率性、および顧客の満足など、企業全体の総合的なパフォーマンスの改善を可視化することに対し、KGIはあくまでも企業の最も重要な目的を達成するための指標となります。

例えば、ブランドの認知度向上やコンバージョン率の改善などがKGIとして設定されることがあります。KGIは、企業戦略の策定やビジネスモデルの改善において非常に重要な役割を果たします。

KSF(ケーエスエフ)

KSF(ケーエスエフ)とは、Key Success Factor(キーサクセスファクター)の略称で、成功するために必要な鍵となる要因を指します。企業のマーケティング戦略において、競争優位性を持つための重要な要素を明確化するために用いられます。

KSFは、企業や業界によって異なりますが、代表的なものとしては、製品品質、価格、ブランド力、営業力、技術力などがあります。これらのKSFを明確化することで、自社の強みを把握し、競合他社との差別化を図ることができます。また、KSFを顧客にアピールすることで、顧客のニーズにマッチした商品やサービスを提供し、顧客満足度の向上につながります。

KBF(ケービーエフ)

KBF(ケービーエフ)とは、Key Buying Factor(キーバイイングファクター)の略称で、顧客が商品やサービスを購入する際に重視するキーとなる要因を指します。

KSPと似ていますが、KSPは企業が成功するために必要な要因にフォーカスしているのに対し、KBFは顧客が商品やサービスを購入する際の要因にフォーカスしています。KBFを理解し、それに合わせたマーケティング戦略を立てることで、より効果的な商品やサービス提供が可能になります。

KPI(ケーピーアイ)

KPI(ケーピーアイ)とは、Key Performance Indicator(キーパフォーマンスインディケーター)の略称で、ある目標や目的に向かっての業績や成果を測るための指標のことです。

マーケティングにおいては、例えば、売上高、顧客満足度、アクセス数、リピート率などがKPIとして使われます。業績の把握や改善のために、定期的に評価・分析され、適切に目標設定や施策が行われます。

KPIについては、別記事「KPIの適切な決め方〜KPIの設定方法を具体例で解説します〜」に詳しくまとめております。あわせてご覧ください。

経験価値

経験価値とは、顧客等が商品やサービスを利用した際に得られる体感的価値のことで、その商品やサービスがもたらす利益を超えて、その経験自体がそれだけの価値があると感じることを指します。

つまり、理性的な評価だけでなく、感情的な満足感や、思い出を重視する傾向がある点が特徴的です。例えば、スタバでコーヒーを飲むこと自体に価値を感じることや、高級ホテルでのステイによって生まれる上質な時間を価値にすることが挙げられます。

経験価値は、商品やサービス自体の提供だけでなく、提供形式や顧客体験においても重要とされる傾向があります。

経験価値マーケティング

経験価値マーケティングとは、顧客が商品やサービスを利用することで得ることのできる体験価値を中心に、プロモーション・販売・サービスなどのマーケティング活動を行う手法です。

顧客が商品やサービスを利用する際には、物理的な価値(機能性や性能)だけでなく、感性的な価値(スタイルやブランドイメージ)や精神的な価値(安心感や幸福感など)のような経験的な価値も求められます。経験価値マーケティングは、こうした経験的な価値を提供することで、顧客により深い感情を与え、ロイヤルティの向上や口コミによるマーケティング活動の効果を高めることを目的としています。

例えば、商品について言えば、ECサイトでの視聴率や口コミ評価などのユーザーの声を活用し、商品の味わいや香り、質感などについて触れたディスクリプションを記載したり、商品を使うシーンや雰囲気の提案などを通じて、より深い体験価値を提供しています。

さらに、消費者に対して、イベントやサービスを提供することで、その商品の価値を深く感じてもらうことが重要です。例えば、飲食店の場合、テイクアウトや宅配での飲食を提供するだけでなく、お店の雰囲気や店員さんが提供するサービスを重要視し、実際にお店に足を運び、そこでの体験を提供し、顧客の満足度を高めることが求められます。

経験価値は、顧客の深いロイヤルティを生み出すことができるため、今後も注目されるマーケティングの手法となるでしょう。

経験価値マーケティングについては、別記事「経験価値マーケティングとは?経験価値マーケティングの事例や設計のポイントについてわかりやすく解説します」に詳しくまとめております。あわせてご覧ください。

経験曲線

マーケティングや営業における経験曲線は、販売活動の回数や期間が増えるにつれて、販売効率が向上する現象を表します。

例えば販売員が同じ商品を何度も販売することで、お客様のニーズや購買意欲の理解が深まり、顧客との信頼関係が築かれます。その結果、販売員はよりスムーズかつ効率的な営業ができるようになり、成果を出しやすくなります。また、マーケティング施策でも同様の現象が見られます。例えば、同じ商品やサービスを宣伝することで、徐々にターゲット顧客層の理解が深まっていき、より効果的な広告やプロモーションが見出されていく可能性が高くなります。

経験曲線を踏まえた取り組みや改善策は、販売・マーケティング活動において非常に重要です。従業員が経験を積み、情報を蓄積していくことで、組織レベルでの効率的な活動が促進され、収益の向上につながることが期待されます。

ゲーミフィケーション

ゲーミフィケーションとは、ゲームの要素をビジネスや学習などの非ゲーム分野に取り入れ、ユーザーの参加意欲やアクションを促し、楽しみながら目的を達成させる手法のことを指します。例えば、ポイントを貯めてランクアップしたり、クエストに挑戦したりすることで、ユーザーを行動につなげ、顧客ロイヤルティや学習効果の向上、コミュニティの活性化などを実現することができます。

検索エンジン

検索エンジンとは、インターネット上の検索対象のWebサイトやページを自動的に検索し、ユーザーが検索したキーワードに合致するページを順位付けて表示するシステムのことです。代表的な検索エンジンにはGoogle、Yahoo!、Bingなどがあります。

検索エンジンに対してWebサイト運営者やマーケターは、検索上位に表示されることを目的としたSEO対策やSEMの広告出稿などを行います。また、ユーザー側では、検索エンジンを利用して情報収集や商品購入などに活用されます。

さいごに

以上、今回はマーケティングや営業の現場でよく使われるマーケティング用語について「け」から始まる用語編と題し、お届けしました。次回は「こ」から始まるマーケティング用語についても解説したいと思います。

さいごになりますが、当社ではBtoBマーケティングの業務に役立つお役立ち資料を複数ご用意しております。マーケティングの基礎知識と実践方法を体系的にまとめたお役立ち資料などもご用意しておりますので、ご活用いただければ幸いです。

BtoBマーケティングお役立ち資料