マーケティング用語の多くはカタカナ用語であり、種類が多く、類似している用語も多いです。新しい用語も頻繁に登場するため、意味がよくわからないまま使っている用語も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、マーケティングや営業の現場で耳にすることが多い基本的なマーケティング用語を中心に、その意味を解説していきます。
目次
「き」から始まるマーケティング用語
今回は、マーケティングに関する基本的な用語を中心に、「き」から始まるマーケティング用語についてまとめました。ぜひ、参考にしてみてください。
キーワード(検索キーワード)
キーワード(検索キーワード)とは、検索エンジンなどのサービスでユーザーが検索する際に入力する文字列のことを指します。キーワードは、検索エンジンにとって重要な情報であり、検索結果のランキングや表示する広告の表示条件などに関係する重要な要素です。
企業にとっても、自社が提供する商品やサービスに対して、ユーザーが検索するキーワードを分析することで適切なキーワードを設定し、効率的な広告配信やSEO対策を行うことができます。
企業間取引(BtoB)
企業間取引(BtoB)は、企業同士が取引を行うことを指します。例えば、製造業者が原料や機械を販売する場合などが挙げられます。BtoBの取引では、個人消費者を相手にするBtoC(Business to Consumer)と比べて、取引規模や価格が大きくなる場合があります。
また、BtoB取引では、取引先の企業ごとに契約交渉や契約内容が異なる場合があるため、取引先に対する情報収集や個別の対応が必要になることがあります。
QCD(キューシーディー)
QCD(キューシーディー)とは、品質、コスト、納期の頭文字を取った言葉で、企業が製品やサービスを提供する際に重視すべき三つの要素です。品質は製品やサービスの品質を意味し、コストは製品やサービスの生産コストを意味し、納期は製品やサービスの提供期限を意味します。
企業はこれらの要素をバランスよく考慮しながら、製品やサービスの提供を行っています。
QCDについては、別記事「QCDとは何か?QCD向上による企業成長の考え方」に詳しくまとめております。あわせてご覧ください。
キャンペーン
キャンペーンとは、ある商品やサービスを一定期間限定で宣伝・販売促進するための活動のことを言います。具体的には、割引販売、プレゼント付き販売、セット販売などを行うことで、購買意欲を喚起することが目的です。
また、キャンペーンを実施することで、新商品の認知度を高めたり、既存商品の販売促進を行ったりすることができます。キャンペーンの期間や販売促進方法、販売対象となる商品やサービスなどを適切に設定し、ターゲットとなる顧客層のニーズや要望に合わせた施策を提供することが重要です。
キャズム理論
キャズム理論は、製品やサービスの革新を導入する際に、市場における受け入れられ方を予測するための理論です。
イノベーター:新しいテクノロジーが好きな人々がいる市場。
アーリーアダプター:導入期の終わり頃から増え始める、消費者の中心層。
アーリーマジョリティ:機能面では技術力が必要ない一般消費者。
レイトマジョリティ:製品の出来とコストパフォーマンスに注目するようになった市場。
ラガード:最後のグループであり、製品を買うことを避ける人。
早期市場(イノベーターやアーリーアダプター)は、革新を積極的に受け入れ、イノベーションへの価値を理解する顧客群です。晩期市場(アーリーマジョリティ、レイトマジョリティ、ラガード)は、革新に慎重で、既存の製品やサービスを使い続けることが好ましいと考える顧客群です。
キャズム理論では、それぞれの市場での製品やサービスの普及の仕方が異なるとされています。早期市場では、顧客の需要に合わせて製品やサービスを改善し、市場ニーズに最適化することが重要です。一方で、晩期市場では、革新的な要素よりも、製品やサービスがより使いやすい、より安全である、よりコスト効果が高いなど、既存の商品以上の付加価値を提供することが求められます。
キャズム理論については、別記事「キャズム理論とは?キャズムが生じる要因と乗り越え方について解説します」に詳しくまとめております。あわせてご覧ください。
キュレーション
キュレーションとは、情報の収集・選択・編集・発信といった一連のプロセスを経て、ユーザーにとって有益な情報を提供することを指します。インターネットの普及により、情報の過剰な数や種類が増えたことで、情報選別や整理の必要性が生まれ、キュレーションの重要性が高まっています。
また、SNSやブログに代表されるような各種のウェブサイトにおいては、情報発信者が自分で情報を作るだけでなく、まとめあげた情報や他者からの情報をキュレーションすることで、自らのコンテンツの質を高めることができます。
キラーコンテンツ
キラーコンテンツとは、競合他社と差別化を図り、顧客にとって価値のあるコンテンツを指します。高い品質や独自性、新しさ、注目性、検討の余地がないほど信頼できる情報など、顧客の期待やニーズを満たすコンテンツが「キラーコンテンツ」とされます。
今日では、企業の広告・販促戦略などで、WEBやSNS、ECサイトなどでの配信が一般的です。
さいごに
以上、今回はマーケティングや営業の現場でよく使われるマーケティング用語について「き」から始まる用語編と題し、お届けしました。次回は「く」から始まるマーケティング用語についても解説したいと思います。
さいごになりますが、当社ではBtoBマーケティングの業務に役立つお役立ち資料を複数ご用意しております。マーケティングの基礎知識と実践方法を体系的にまとめたお役立ち資料などもご用意しておりますので、ご活用いただければ幸いです。