マーケティング用語を解説します|「そ」から始まる用語編

マーケティング用語の多くはカタカナ用語であり、種類が多く、類似している用語も多いです。新しい用語も頻繁に登場するため、意味がよくわからないまま使っている用語も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、マーケティングや営業の現場で耳にすることが多い基本的なマーケティング用語を中心に、その意味を解説していきます。

「そ」から始まるマーケティング用語

今回は、マーケティングに関する基本的な用語を中心に、「そ」から始まるマーケティング用語についてまとめました。ぜひ、参考にしてみてください。

ソーシャルネットワーク

ソーシャルネットワークとは、人々がインターネット上で交流し、情報や意見などを共有することができるウェブサイトのことを指します。

主なソーシャルネットワークには、Facebook、Twitter、Instagram、LinkedIn、 YouTubeなどがあります。これらのサイトは、それぞれ独自の特徴を持ち、異なる目的で利用されています。

利用者は、プロフィールやアカウントを作成し、友達やフォロワーを増やして交流を深めることができます。また、自分で情報を投稿したり、他人の投稿にコメントや「いいね!」を付けたりすることもできます。

ソーシャルネットワークは、個人や企業などが情報や商品、サービスを宣伝・販売するためのマーケティング手段としても利用されています。

ソーシャルプルーフ

ソーシャルプルーフとは、他者が利用していることや評価していることが、商品やサービスの購買行動に影響を与える心理現象のことを指します。

具体例としては、商品ページやレビューサイトに掲載されている「おすすめ数」や「星の数」、SNS上でのシェア数やいいね数などがあげられます。

これらの数字が多ければ多いほど、消費者はその商品やサービスが信頼性が高く、魅力的だと感じる傾向があります。

ソーシャルメディア

ソーシャルメディア(SNS、ソーシャルネットワークサービス)とは、インターネットを通じて多くの人々が交流するための仕組みを提供するサービスのことです。主なものには、Facebook、Twitter、Instagram、Line、Youtubeなどがあります。

これらのサービスを使用することで、ユーザーは自分自身の情報を共有したり、他の人々と交流をしたりすることができます。また、企業やブランドは、ソーシャルメディアを通じて広告やプロモーションを行い、消費者とのコミュニケーションを行うことができます。

近年では、ソーシャルメディアは個人や企業のみならず、政治や社会運動などの分野でも利用されるようになっています。

ソーシャルメディアマーケティング

ソーシャルメディアマーケティングとは、ソーシャルメディアを活用して、企業の商品やサービス、ブランド、イベントなどの情報を効果的に発信し、顧客の購買意欲を高めるためのマーケティング戦略のことです。

ソーシャルメディア上で、企業アカウントを開設し、商品やサービスを紹介したり、最新情報を発信したり、フォロワーとのコミュニケーションを取りながらファンを増やすことで、ブランドの認知度を高めることができます。

また、ソーシャルメディアでは、ターゲットとなる顧客層を正確に特定し、興味や関心に合わせたアプローチでアピールすることができます。SNS上での広告やキャンペーン、インフルエンサーとのコラボレーションなどによって、新規顧客の獲得につなげられます。

ただし、ソーシャルメディア上では消費者からのフィードバックが顕著になるため、リアルタイムでの対応が求められます。そのため、きめ細かなコミュニケーション力が求められる一方で、失敗がネット上に即座に広がるリスクもあるため、十分な情報収集と練度が必要です。

ソーシャルセリング

ソーシャルセリングとは、ソーシャルメディアを活用して商品やサービスの販売を行うことを指します。ソーシャルメディアには、Facebook、Instagram、Twitter、Pinterest、YouTubeなどがあり、これらのプラットフォームを利用することで、大勢の人々にアプローチし、商品やサービスを販売することができます。

ソーシャルセリングには、以下のような特徴があります。

・多くの人々にアプローチできる
・ターゲット層が明確で、正確なアプローチが可能
・消費者とのインタラクションが可能
・費用が比較的安く、効果的なマーケティングができる

ただし、ソーシャルセリングには、プラットフォームの利用規約を守り、法的な規制を遵守することが必要です。また、消費者からの問い合わせや購入に対応するために、十分なリソースを持っていることも重要です。

ソーシャルリスニング

ソーシャルリスニングとは、ソーシャルメディア上での自社のブランドや製品、サービスに関する会話や反応を定期的に監視し、分析することです。自社の評判や顧客のニーズ、関心や要望を把握することができます。また、競合他社や業界トピックスについても情報を収集することができます。

具体的には、ツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどのSNSやブログ、口コミサイトなどで、自社や製品名・ブランド名などのキーワードを設定し、その投稿やコメント、評価などを収集することが一般的です。これらの情報を分析することで、顧客の意見やニーズを把握し、サービスや製品開発に反映することができます。

ソフトウェア

ソフトウェアとは、コンピュータで利用するプログラムやデータの総称のことです。ソフトウェアは、コンピュータに対して動作するために必要なプログラムやデータのことで、例えば、オペレーティングシステム、ウェブブラウザ、ビデオ編集ソフトなどがこれにあたります。

また、ゲームアプリ、ビジネスアプリ、教育アプリなど、目的に応じた用途に特化したソフトウェアもあります。ソフトウェアはプログラマーなどの開発者によって開発され、ソフトウェア市場を通じて、一般ユーザーや企業などに提供されます。

ソリューション

ソリューションとは、「問題解決策」という意味です。特に、ビジネスやテクノロジーにおいて、課題や問題に対して、それを解決するための提案や手段を指します。

例えば、企業が抱える業務改善やコスト削減の課題に対して、コンサルティング会社が提供するアドバイスや、IT企業が提供するシステムの導入、あるいは、マーケティング課題に対してデジタルマーケティング会社が提供する施策などがソリューションとして挙げられます。

送信者スコア

送信者スコアとは、企業や個人が配信するメールの信頼性を数値化した評価指標です。主にメール送信業者やスパムフィルターなどが、配信者の信頼性を判定するために使用されます。

送信者スコアは、過去にスパム報告が多い場合や不正な配信などが行われた場合に低下することがあります。逆に、スパムフィルターからの反応や未読率が高い場合など、送信者が配信するメールに高い信頼度がある場合には、送信者スコアが向上します。

送信者スコアは、メール配信の成功率に直結する重要な指標の一つです。

ソーシング

ソーシングとは、企業が業務の一部または全てを外部のサービス提供業者に委託することを指します。委託される業務は、製造、開発、販売、顧客サポート、情報技術など、多岐にわたります。

ソーシングは、企業がコスト削減や専門性の高いスキルを取り入れるために利用されることが多いです。また、海外のサービス提供業者に委託することで、グローバルなビジネス展開を行うことも可能です。

ただし、ソーシングはリスクも伴います。サービス提供業者の選定や品質管理が不十分だと、納期遅れやクオリティ不良などの問題が起こることがあります。そのため、企業は慎重に選定し、契約内容の明確化やコミュニケーションの密度化が必要となります。

さいごに

以上、今回はマーケティングや営業の現場でよく使われるマーケティング用語について「そ」から始まる用語編と題し、お届けしました。次回は「た」から始まるマーケティング用語についても解説したいと思います

さいごになりますが、当社ではBtoBマーケティングの業務に役立つお役立ち資料を複数ご用意しております。マーケティングの基礎知識と実践方法を体系的にまとめたお役立ち資料などもご用意しておりますので、ご活用いただければ幸いです。

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