マーケティング用語の多くはカタカナ用語であり、種類が多く、類似している用語も多いです。新しい用語も頻繁に登場するため、意味がよくわからないまま使っている用語も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、マーケティングや営業の現場で耳にすることが多い基本的なマーケティング用語を中心に、その意味を解説していきます。
目次
「と」から始まるマーケティング用語
今回は、マーケティングに関する基本的な用語を中心に、「と」から始まるマーケティング用語についてまとめました。ぜひ、参考にしてみてください。
TOFU(トフ)
TOFU(Top of the Funnel)は、顧客の購買プロセスにおける最初の段階にあたります。つまり、まだ興味がある程度しかない、問題を持っているけれども解決策を見つけていない状態にいる潜在的な顧客を意味しています。
この段階では、広告やコンテンツマーケティング、ソーシャルメディアなどを活用し、より多くの人々にアプローチし関心を引き、興味を持ってもらうことが重要です。TOFUでは、顧客に価値を提供するコンテンツを作成し、興味を引き、問題を持っている人々にその提供する解決策を示すことが必要です。
トラッキング
トラッキングとは、ウェブサイトの訪問者のアクションや行動を追跡・測定し、データを収集することを指します。
このデータを分析することで、訪問者の動向や行動、傾向などを把握することができ、それに基づいてウェブサイトの改善やマーケティング戦略の立案などに活用することができます。
主なトラッキングの方法としては、Web解析ツールを使ったアクセス解析やコンバージョン率の計測、クッキーを使った行動追跡、Google Analyticsなどのツールを使った行動解析などがあります。
トリアージ
トリアージとは、優先度別にタスクや問題を分類することを指します。つまり、どの課題に優先度を置くべきかを決定するプロセスです。このプロセスを通じ、急速な問題解決や他のタスクに注力することで、限られたリソースを最適化することができます。
また、トリアージは決定性が重要であるため、効果的なチームコミュニケーションを促進し、マーケティングキャンペーンの成功を支える効果もあります。
トレーサビリティ
トレーサビリティとは、製品やサービスがどこで、いつ、誰によって製造または提供されたかを追跡・管理することを指します。例えば、食品の場合は原材料の生産や加工の段階から、製品の製造・配送・販売の段階に至るまで、細かく情報を管理することが求められます。
これにより、万が一問題が発生した際に迅速かつ正確な情報を提供し、品質管理やリスクマネジメントに役立てることが可能になります。
特定電子メール法
特定電子メール法は、煩わしいスパムや電子広告メールを規制するための法律です。この法律によって、事業者は受信者の同意を得ることなく電子メールを送信することができません。特定電子メール法は、電子メールだけでなく、テキストメッセージやSNSのダイレクトメッセージなど、あらゆる電子的なコミュニケーションに適用されます。
違反した場合、事業者には罰則が課せられることがあります。受信者も、迷惑メールの送信元に対して苦情を申し立てることができます。特定電子メール法は、消費者を保護するための有効な法律であり、オンラインビジネスにおける信頼性を高めるためにも重要な役割を果たしています。
ドリップマーケティング
ドリップマーケティングとは、自動化された一連のメールを通じて見込み客や既存の顧客の興味を引くコンテンツを提供し、マーケティング目的を達成する手法です。
例えば、見込み客がフォームに情報を入力したときに、まずは自動返信メールを送り、次に興味を引くコンテンツや企業情報を提供する、といった具合に一定の順序に従ってメールを自動送信していき、特定の反応をした人にはオファーメールを配信し、行動を促していきます。
自動配信されるメールをドリップキャンペーンと呼ぶこともあります。見込み客や既存の顧客に対して一定の期間と順序でコンテンツを提供することで、購買意欲の高い見込み客を獲得したり、既存顧客に商品購入の促進したりすることが可能です。
トリプルメディア
トリプルメディアとは、マーケティングミックスにおけるプロモーションのために活用される3つのメディア(オウンドメディア、ペイドメディア、アーンドメディア)のことを指します。
3つのメディアを組み合わせ、効果的なプロモーション活動を展開することが、マーケティング活動全体をより効果的で効率的なものにしていきます。トリプルメディアの概念の中にはアナログなメディアも内包されています。
トリプルメディアについては、別記事「トリプルメディアとは?トリプルメディアの長所短所、進化系のPESOモデルについて」に詳しくまとめております。あわせてご覧ください。
ドリルダウン
ドリルダウン(drill down)とは、情報の階層構造を深掘りして詳細な情報を得ることを指します。具体的には、あるカテゴリーから細分化されたサブカテゴリーや、集計されたデータからその要素や原因などを追求することができます。
ビジネスやマーケティングにおいて、データ分析に活用されることが多く、意思決定に役立つとされています。
さいごに
以上、今回はマーケティングや営業の現場でよく使われるマーケティング用語について「と」から始まる用語編と題し、お届けしました。次回は「な」から始まるマーケティング用語についても解説したいと思います
さいごになりますが、当社ではBtoBマーケティングの業務に役立つお役立ち資料を複数ご用意しております。マーケティングの基礎知識と実践方法を体系的にまとめたお役立ち資料などもご用意しておりますので、ご活用いただければ幸いです。